『子規逝くや 十七日の 月明に』
子規が亡くなった夜、子規を慕っていた弟子の虚子が詠んだ句。
子規が亡くなったのは、明治35年(1902年)9月19日 36歳。
この句の『十七日の月明』は十七夜「立ち待ちの月」である。
今日は、あいにく新月だ。
『をととひの糸瓜(へちま)の水も取らざりき』
これは、子規が息を引き取る前に詠んだ、絶筆の句。
この句の『をととひ』(一昨日)は十五夜「中秋の名月」になる。
仲秋の名月の夜に取った糸瓜水を飲めば咳が鎮まる習わしがあったらしい。
新月の糸瓜忌に子規を憶う。
0 件のコメント:
コメントを投稿