冬至のころ

12月20日

長崎へ向う機上から

微かに赤く染まる空と

雪を戴く富士山を望む

スズカケノキ

11月29日

青ぞらのはてのはて

水素さへあまりに稀薄な気圏の上に

「わたくしは世界一切である

 世界は移らう青い夢の影である」

などこのやうなことすらも

あまりに重くて考へられぬ

永久で透明な生物の群が棲む　　　　　ー宮澤賢治ー

紅葉

11月22日

久しぶりに寝坊して朝の中庭を眺める、

いつの間にか樹々が紅葉していた。

やっと、スマートフォンに変えた一枚目の写真をup

野紺菊

10月21日　足柄古道

足柄駅から見上げる早朝の秋空に

雪化粧した富士山が帰ってきた。

沢の音を聴きながら、野菊咲く古道をゆく。

いろづく季節

10月8日　丹沢主脈

秋風のなか少しずつ色ずく尾根をゆく

中秋節

9月30日　長崎中華街

満月灯籠たくさん、中華街の美味しい中秋節

月まち

9月30日　長崎港

くれゆく 西海の夕焼けを惜しみつつ十五夜の月を待つ。

実りの秋

9月16日　日向薬師

山里は既に実りの秋をむかえていた。

尾根歩き

8月26日　丹沢表尾根

夏の終わりの尾根歩き。手がとどきそうな夏雲の下に相模湾が広がる。

箱根の山並み越しに遠く伊豆半島、はるか海の向こうには房総半島が

蜃気楼のように浮かんでいた。

夜明け

８月22日

すこしずつ 夜明けがおそくなってゆく

そら たかく 秋のけはい

百合

8月21日

今年も中庭の木陰に

涼やかな風をまとって

百合があらわれた。

百日紅

８月19日

一週間ぶりに東京へもどってきた。

あさの中庭から みあげる風景は

まだまだ、ぴかぴかの夏空だ。

2012 夏

8月15日　五島

早朝、生まれた島をあとにする

たくさんのおもいでをのこして

今年の夏も終わろうとしている。

そら

7月30日

うれしかったり かなしかったり うまくできたり できなかったり

そんなまいにちが そらをみあげることからはじまる。

明星

7月17日

午前４時のあけの明星と下弦の月

このまま週末には梅雨あけだろうか。

アサガオ

7月14日

ぴかぴかの夏をむかえるために

今日も雨はふりつづいている。

梅雨入り

6月5日　　　　2008年6月 長崎

昨日、九州南部が梅雨入りした

ほたる、あじさい、そしてグミ

雨のにおいに長崎の梅雨を憶う。

ひかり幼稚園

5月25日　　西船橋

幼稚園の竣工写真撮影中　

赤いトイレ前のつい立てに

クラスカラー9色を配してみた。

車窓の夕陽

5月18日　大村湾

まるで朝焼けのように 静かな海に浮かぶ夕陽だった。

五月の森

5月12日　西丹沢

深い森の中にぽっかりと空いた精錬な空間

レンゲ

5月6日　生田緑地

風がつよい、よく晴れた、五月のあさ

清流の季節 2012

4月29日　丹沢　畦が丸

新緑のなか、清らかな流れにイワナが戯れる

とっておきの場所へ今年もやってきた。

雨水

4月23日　チョープロ本社中庭

廃棄処分になるガスボンベを再利用した雨水タンク(あまがえる)が完成した。

草花とトタンのジョウロ(如雨露)が涼やかな風景

露の如き雨滴が蓮口からキラキラときれいな弧を描いてやさしく草花を潤す。

たんぽぽ

４月24　

春に終わりを告げながら

たんぽぽが空へ舞う季節

水辺にて

4月15日　曽我丘陵

朝露にきらめく

清らかな春の水辺にて

白い朝

4月13日

昨日まで地面を覆っていた桜の花びらは

すっかり春の風雨に流されてしまった

今日から新たな季節が始まる。

朝焼けコレクター

4月4日　二子玉川

小休止した日から

夜明け前に家を出る生活に切り替えた

少しずつ、、、再開してゆこうと思う。

小休止

かたわらを春風が吹くころ

しばらくカメラを置いて

身軽に歩いてみようと思う。

ラッセル

滑落注意

3月3日　番外編

湿った重たい雪にペースが上がらないのは自分だけではなかった。

気がつくと前方に踏み跡がない、、、いつのまにか先頭に出てしまった！

残り１時間、後続のために正しく安全な踏み跡を残さなければならない

ルートは憶えているはずだが 雪山の技量が問われる。

大汗をかきながら奮闘していると後方から年季の入ったおじさん

が追いついてきた、助かった！　交替しながら山頂を目指す。

憶測が外れて途中数カ所で腰まで踏み抜いてしまった、しばらくすると

後方から悲鳴と笑い声が聴こえてくる 、 山は道づれ笑顔も眩しい山行だった。

霧氷の花咲く

3月3日　　西丹沢

突然あらわれた太陽に霧氷が急激に溶けはじめた

無数のガラス片を散りばめたような

きらめく光は全てを祝福しているようだ。

雪

2月29日

雪が降りました。

夜明け前

2月27日　　　長崎港

連日打合せが続くとうまく眠れない。

冷たく透きとおる夜明け前の空気が

頭のなかのノイズを取り去ってくれる。

織部

2月24日

二月も残りわずか少しずつ寒さもやわらいできた

それでもまだ、ほうじ茶の素朴な香りにほっとする朝

釉薬の自由な景色そのままに、端整な顔立ちの織部でいただく。

白梅

2月19日　　

雪の森を抜けて広沢寺集落の外れに下山

朽ちかけた民家の庭先に白梅が咲いていた

〜東風ふかば にほひをこせよ梅 の花 あるじなしとて 春なわすれそ〜

アニマルトラッキング

ウサギ

タヌキ

シカ

2月19日

新雪の森の中では

たくさんの仲間に出会える。

雪晴れハイク

2月19日　丹沢

天気予報通りの晴、無風

白い雲が雪のように眩しい。

梅詰文様

2月18日

梅が咲いたので緑茶を飲みたくなった

ご飯茶碗と湯呑みは自分用でないと落着かない

九谷焼きにはめずらしい染付梅詰文様の湯呑み

包み込んだ手の中で温もりも味わう日本の器